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骨盤底サポーターのご説明

(医療関係者対象)

このページの目次

 

骨盤底サポーターとは?

骨盤臓器脱の保存療法に「骨盤底サポーター」という選択肢ができました。

製品写真(着用)下着の上から着用できるサポータータイプの医療機器。
・会陰体を挙上して膣を閉じるので、膣閉鎖術類似の効果が得られます。
膣内挿入部品や突起が無いので使いやすく、高齢の患者様にもおすすめです。
・国立大学大学院医学工学総合研究部との共同研究に基づき開発した製品で、ICS2016・日本老年泌尿器科学会・日本女性骨盤底医学会で発表済です。

 

資料

作用の機序

構造 恥骨-尾骨筋に沿う ストラップが殿裂を通り、恥骨ー尾骨筋に沿って接するので、会陰体を効率的に挙上する
赤線・・・骨盤底サポーター
点線・・・従来の脱疾治療器具
骨盤底サポーター使用時断面図 布の張力が、骨盤底筋の代わりに会陰体を挙上
腹圧同等の圧力で膣を閉じる

閉じた膣の深部で臓器の下垂を留める
更に、前膣壁により尿道が支持される
※会陰体を用いる利点
会陰体は筋肉と結合組織の複合体で弾力性に富むことから、体表面から加える力を有効に体内に伝達できます。
また骨盤底筋群の中心付近に位置するため、サポーターの比較的小さい力でも、後膣壁を前膣壁に押し当て膣の閉鎖状態を保つのに必要な変位と圧力を容易に確保できます
若年期は健全な骨盤底筋群が同様の機序で膣の閉鎖状態を保っていると推測されます

適用症例

重度の会陰体損傷が無い方であれば、POP-Q分類全てのステージの患者様にご使用いただけます。

※産後の方は、産褥期が終わってからのご使用となります。
※生殖裂孔が拡大し、直腸診で会陰体が認められない症例では効果がありません。

特に、次のような症例に適しています
  • ペッサリーが合わない方
    膣壁が緩く、ペッサリーが容易に自然脱出してしまう症例
    膣壁びらんによる性器出血を引き起こす症例
    膣壁びらん予防のエストリオール投与が長期化する症例
    定期的な受診が難しい方
    ペッサリーへの違和感が強い方
    尿道過可動の方
    初期症状(POP-QstageⅠ)の方
    運動時にペッサリーの脱落が懸念される方
    →ペッサリーに比べ、サイズ選定や自己着脱指導の手間が省け、看護師の負担が減少します
  • 手術前後での使用
    手術待ちの期間
    TVM等メッシュ使用手術後の腹圧対策
  • 高齢・合併症・再発などの理由で手術療法のリスクが高い方

手術療法の適用を決める前に、非侵襲治療の骨盤底サポーターをご検討ください。

効果

下垂した骨盤臓器を正常な位置に保持する 

国立大学医学部付属病院にて膀胱瘤stageⅡ~Ⅳ 6名(46~86歳)の患者様に適用し、効果の評価を行いました。

【下図】膀胱造影による評価(POP-QstageⅢの例)

膀胱造影画像

・骨盤底サポーター着用により、臓器の下垂が防がれています。

・怒責時も効果が持続します。

→骨盤底サポーターは、「効果的かつ安全な骨盤臓器脱保存療法の新しい選択肢である」と評価。

※上記の他に、論文の抄録が以下に掲載されています。
・第29回 老年泌尿器科学会 プログラム・抄録集 p,103 A02-5 学会賞口演

「支えられている安心感がある」
「頻尿が改善された」
というお声を多数いただいています

※以下は個人の感想の抜粋です。

  • 以前使用していたものに比べたら簡単に着用できてよい。一日中着用しても苦しい感じはない。(50代女性)
  • 着用しやすく、蒸れ感が無く良かった。(70代女性)
  • 動くのが安心になった。(80代女性)
  • 支えられている感じがあり安心感がある。尿意があってもかなり我慢でき、トイレに行く回数が減った。膀胱が下がる不快感がない。(60代女性)
  • 手術をするのが嫌なので、本当に助かりました。(60代女性)

構造

骨盤底サポーター 各部の名称
10股間部
12ストラップ
20腰ベルト部
22面ファスナー
30着脱部
30c 面ファスナー

⑴ ストラップ12が、恥骨-尾骨筋に沿って接する。
⑵着脱部30が、腹圧を上げずに臓器を持ち上げる力を保持し、体の急な動きにも追従して、着脱も容易
⑶面ファスナー部分以外は通気性の良いメッシュ素材を使用。

採用をご検討中の方へ

製品価格は、10,800円(店頭販売)~約13,000円
※オープン価格のため、販売店により異なります。

  • 患者様ごとのFAX注文(患者様用のリーフレットやご注文用紙もございます)
  • 院内の売店やお取引のある医療機器販売代理店様経由
  • 病院での直接販売

など、様々な販売方法を承っております。
この他にも、ご相談いただければ柔軟に対応いたします。まずは下記までご連絡ください。
説明用DVDやサンプルもご用意しております。ご連絡お待ちしております!

連絡先
(同)アダム医健
〒170-0001
東京都豊島区西巣鴨1-34-9
TEL:(03)3940-5502
FAX:(050)3730-0906
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※(@)を@に変換して送信