製品のご説明
(患者様対象)

アダム医健の骨盤底サポーターとは?

こんな症状で困っていませんか?

これらは、骨盤臓器脱(骨盤臓器の下垂)によくある症状です。

「アダム医健の骨盤底サポーター」は
骨盤臓器脱の治療用に創られた医療機器です(届出番号:13B3X10214000001)

【製品写真】(実際は下着の上に着用)
製品写真(着用) 製品パッケージ画像

しくみ

※イラストはわかりやすく簡略化したイメージです。個人によって体内の状況は異なります。

正常状態の方の体内の様子

正常状態の方の体内の様子のイラスト

膀胱・子宮・直腸などの骨盤内の臓器が、骨盤底筋に支えられて、正常な位置に保たれています。

骨盤臓器脱の方の体内の様子

骨盤臓器脱の方の体内の様子のイラスト

骨盤底筋が緩み、膣壁の弱くなった部分から付近の臓器が落ちてきます。

アダム医健の骨盤底サポーターの機能

製品写真(構造) 骨盤底サポーター使用時断面図

アダム医健の骨盤底サポーターは、Tバックショーツに似た形状で骨盤底筋を支え、その中心部にある「会陰体」を押し上げます。
会陰体を押し上げると、その上にある膣を閉じるようにして深部で臓器の下垂を留めることができます。

効果

効果:下垂した骨盤臓器を正常な位置に保持する

国立大学医学部付属病院のご協力のもと、膀胱瘤¹の患者様の着用前後の様子を、X線撮影(膀胱造影)で比較しました。
→結果、「非着用時に比べ怒責をかけても膀胱瘤が下垂しない²…(骨盤底サポーターは)保存療法の一選択肢となりうる。」³と評価されました。
着用試験後の聞き取り調査では、「頻尿が改善された²」という声が多数出ています。
医学会においてその結果が発表³され、手術以外の治療方法として採用が広がっています。
¹膀胱瘤stageⅡ~Ⅳの6名の方に実施。膀胱瘤は、骨盤臓器脱で一番患者数が多い病気です。
²購入後のアンケートでも同様の声が多数出ていますが、全ての患者様に効果を保証するものではありません。
³学会で発表された論文の抄録は以下に掲載されています。

特長

使いやすさにこだわりました!

身体の負担を軽減!

対象となる患者様

骨盤臓器脱(膣口からの脱)の諸症状にお悩みで、下記に当てはまる方であれば軽度・重度に関わらず、ご使用いただけます。

特に、次のような方におすすめです

実際の使用感

毎日使うものだから、「使いやすさ」もとても大切なポイントです。
アダム医健の骨盤底サポーターは、使いやすさでも患者様に選ばれています。

患者様の声

※個人の感想の抜粋です。実際の使用感には個人差があります。
※会陰体を押し上げる際の違和感について
骨盤底サポーターは、骨盤底筋を持ち上げる医療機器です。
そのため、はき始めの頃は、Tバックショーツをはいているような違和感を生じる事がありますが、「数時間で慣れて何とも思わなくなった」、「骨盤底がしっかり支えられているという安心感がある」というお声を頂いております。

使用方法

下着の上にはいて、面ファスナー(マジックテープ)を2か所留めるだけ。ご高齢の方にも好評です。

1,臓器をもとの位置に戻す

骨盤底サポーターの面ファスナーを外して足を通し、あお向けに寝ます。
そのまま一度腰を持ち上げて、下垂した内臓をもどします。
※クッションなどを腰に当てると楽です。
※難しい場合はうつ伏せになって肱をつき、おしりを高くする姿勢でも構いません)

使用方法イラスト1

2,おしり側を深くはく

おしり側を引き上げ、骨盤の上端に向かってなるべく深く履きます。

使用方法イラスト2

3,面ファスナー(マジックテープ)を留める

左右の面ファスナーを両手で持ち、着脱部を5㎝ほど引き上げ留めてください。
おなか側は骨盤の位置で浅くはきます。
※左右にきつく引っぱらないでください。

使用方法イラスト3

4,最終確認

背中側をもう一度引っぱり上げます。
Y字ストラップに緩みがある場合は、イラストのように親指を差し込んで、背中からお腹にむかってしごき、(胴まわり背中側の伸縮部分をしっかりと引き伸ばして)緩みを前に持ってきてから面ファスナーを留めなおします。

Y字ストラップが緩んだ状態

使用方法イラスト緩んだ状態

緩みをとる

使用方法イラスト4

面ファスナーを留めなおす

使用方法イラスト5

着用のポイント

着用のポイント 画像

お腹側は5㎝程度に持ち上げれば十分です(座った時に痛い場合は緩める)。
骨盤の高さで浅めに履きます。
着脱部は左右には強く引っぱらず、ずり落ちない程度に留めてください。
※引っぱりすぎると製品が傷んだり、面ファスナー(マジックテープ)が外れやすくなるので注意!

着用のポイント 画像

おしり側はできるだけ深くはきます。
Y字ストラップが緩んでいると効果が発揮できないので、Y字ストラップがピンと張って、肛門が支えられている感覚があるか確認してください。
Y字ストラップが緩んでいる場合には、使用方法を参考に、緩みをとって面ファスナーを留めなおしてください。

↑【注意】動画で着用している製品は部分改良前のものです。基本的な使用方法は同じですが、必ず製品に同梱の「使用方法」「着用のポイント」をご確認ください。

資料

骨盤底サポーター使用方法PDF
着用のポイントPDF

サイズの選び方

サイズは5種類
80N・80K・90N・90K・100N

「腰囲(骨盤まわりの長さ)」と「後股上(骨盤の深さ)」の2か所を測って、下の表からご自分のサイズを選んでください

適用範囲 腰囲(㎝)
75~85 85~95 95~105
後股上(㎝) 24以上 80N 90N 100N
24未満 80K 90K
※105㎝をわずかに超えてしまう場合(上限110㎝)などに使っていただける「延長部品」もございます。 着脱部の面ファスナー(フック側)を左右5㎝ずつ延長できます。
ご希望の場合は販売店またはアダム医健までお問い合わせください。
※上記の範囲外の場合はオーダーメイドでの対応となります。詳しくはアダム医健までお問い合わせください。

「腰囲」の測り方

「腰囲」の測り方
写真のように、骨盤の「前でっぱり(前腸骨棘)」の高さでメジャーを巻いて測ります。
骨盤の前でっぱりを通る、周囲長を測って下さい。

!ここに注意!
ウエストや腹囲ではありません。
肥満体型で、骨盤周りの長さに比べてヒップ(おしり)が特に大きいかたは、ヒップ周りの長さをきつめに測ってください。

「後股上」の測り方

「後股上」の測り方
肛門から骨盤上端(標準的なパンツのゴムライン)までの長さを測ります。
なるべくまっすぐな姿勢で、おしりの割れ目を通る一番短い長さを測って下さい。
骨盤上端は、腰骨を背中の方へたどっていくと見つけやすいです。
背中の脂肪が厚く、骨盤上端の位置がわかりにくい場合は、付近の脂肪層のくぼみの位置から肛門までの長さを測って下さい。

!ここに注意!
腰が曲がっている方は、後股上が24㎝未満の場合でも、深めのNサイズのご使用をおすすめします。
肥満体型の方で後股上が24㎝未満の場合は、念のため「サイズ測定キット」の使用をおすすめします。

上記の方法での測定が難しい方は、もっと簡単にサイズ測定ができる「サイズ測定キット」を無料で郵送しております。
アダム医健(TEL:03-3940-5502)までお気軽にお問い合わせください。

資料

サイズの選び方PDF

注意事項

ご使用前に必ずお読みください

製品の着用についての注意事項

製品のお手入れについての注意事項

ご購入前の注意事項


→骨盤臓器脱の情報

→メディア掲載情報